サムスン電子はフィリピンで、昨年に続き今年も働きたいブランド1位に選ばれた。フランスとオランダ、ノルウェー、ベトナムではそれぞれ2位、韓国とドイツ、インドネシアで3位だった。
同社がトップ10入りした16カ国での順位を前年と比較すると、ベトナム(前年1位から今年2位)とサウジアラビア(同6位から7位)以外はいずれも順位を上げた。この1年でサムスン電子のイメージが全般的に向上したといえる。米国では3ランクアップの7位で、グーグル(8位)より上位だ。
一方、韓国では昨年と同じく3位にとどまった。韓国で最も働きたい企業ブランドに選ばれたのはグーグルで、次いでLGだった。また、サムスン電子は日本や中国、ロシア、ブラジル、イタリアなどでトップ10に入れなかった。
財界関係者は「働きたい会社に挙げられるということは、ブランドイメージの良さだけでなく、企業の社会的責任の面でも好評を得ているといえそうだ」とし、サムスン電子が米欧を中心に先進国で高い順位を記録した点に注目した。本国の韓国で1位でないことに関しては「過去の政経癒着のマイナスイメージや、近ごろの財閥改革と検察の捜査などがマイナス評価につながった」との見解を示した。
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