初公判を終えソウル中央地裁を後にする趙被告=2日、ソウル(聯合ニュース)
初公判を終えソウル中央地裁を後にする趙被告=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】外国人家政婦を違法に雇用したとして起訴された大韓航空元副社長、趙顕娥(チョ・ヒョンア)被告の初公判が2日、ソウル中央地裁であり、趙被告側は「公訴事実を全て認める。深く反省している」と起訴内容を認めた。検察側は、趙被告に罰金1500万ウォン(約143万円)を、罪を全て認めた大韓航空法人に罰金3000万ウォンをそれぞれ求刑した。 趙被告は大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの故趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女。2014年に大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒り、滑走路に向かっていた機体を引き返させたいわゆる「ナッツ・リターン」事件を起こした。 趙被告は13年から18年初めにかけて、フィリピン人女性5人を大韓航空の研修生と偽って入国させ、自宅で家政婦として違法に雇用した罪(出入国管理法違反など)に問われている。 一方、趙被告の母、李明姫(イ・ミョンヒ)被告も同じ罪で法廷に立った。李被告の弁護士は、李被告が04年からフィリピン人家政婦を雇用したが、それが違法であることを16年8月に初めて知ったと主張。罪を否認した。
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