12日、国立日帝強制動員歴史館に移された像。現在は市民団体に返還され、撤去前と同じ場所に再設置されている(読者提供)=(聯合ニュース)
12日、国立日帝強制動員歴史館に移された像。現在は市民団体に返還され、撤去前と同じ場所に再設置されている(読者提供)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国・釜山市の日本総領事館前に市民団体が強制徴用労働者を象徴する「労働者像」の設置を目指している問題で、設置場所を巡る議論が振り出しに戻った。 釜山市議会は30日、釜山市と団体、市議会が5月1日までに市民ら100人による円卓会議で新しい設置場所を決めることで合意したことについて、「結論を出すことが難しいと判断し、(円卓会議の)推進代表団の活動を終了する」と明らかにした。 また、「労働者像の建立のため、3者が建立時期の調整や市民からの意見聴取に関して虚心坦懐(たんかい)な協議を即時再開しよう」と提案した。 釜山市と団体、市議会は今月17日、労働者像の設置場所を円卓会議で決めることで合意。市議会や団体などの関係者計8人による推進代表団が数回にわたって会合を開き、議論を進めた。だが、100人の選定を巡り意見が一致せず、28日に予定されていた円卓会議は開かれなかった。 労働者像は日本総領事館近くの歩道に置かれていたが、12日に釜山市が強制撤去し、国立日帝強制動員歴史館に移した。釜山市は24日、団体に像を返還し、現在は撤去前と同じく日本総領事館付近の歩道に置かれている。
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