パク・ユチョン容疑者=(聯合ニュース)
パク・ユチョン容疑者=(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】麻薬類管理に関する法律違反の容疑で逮捕された韓国の歌手兼俳優のパク・ユチョン容疑者(32)が29日、潔白主張から一転、容疑を認めたことが分かった。 パク容疑者は今年2~3月、大手乳業会社・南陽乳業創業者の孫で元交際相手のファン・ハナ容疑者(薬物を使用した容疑で逮捕・送検済み)と3回にわたり覚せい剤1.5グラムを購入し、その一部を5回に分けて使用した疑いが持たれている。 京畿南部地方警察庁によると、パク容疑者はこの日午前から行われた取り調べで、薬物の使用と購入容疑をおおむね認めた。 パク容疑者は「(認めるのが)怖かった。認めるべきは認め、謝罪することは謝罪すべきと考えた」と供述したとされる。また、ファン容疑者とよりを戻したことで薬物を使用するようになったと話しているという。 パク容疑者は、ファン容疑者の逮捕により自身の薬物使用疑惑が取り沙汰されると、10日に記者会見を開いて身の潔白を主張。警察の取り調べにも容疑を否認してきた。 警察は23日、パク容疑者の体毛から覚せい剤の成分が検出されたという国立科学捜査研究院の検査結果などを基にパク容疑者に対する事前拘束令状請求を検察に要請し、検察は同じ日、水原地裁に事前拘束令状を請求。同地裁は26日に令状を発付し、パク容疑者は身柄を拘束された。 警察は別の薬物使用容疑で逮捕したファン容疑者からパク容疑者と一緒に薬物を使用したとの供述を得て、捜査を進めてきた。 パク容疑者が今年初め、ソウル市内の現金自動預払機(ATM)で薬物の売人のものとされる口座に数十万ウォン(数万円)を入金し、20~30分後にある場所で薬物とみられる品物を回収する様子が映った防犯カメラの映像を確保した。 また、入金した口座の情報や押収したファン容疑者の携帯電話を分析する過程で、薬物の売人とみられる人物とやりとりしたメッセージを確認した。 警察はパク容疑者に余罪がないか調べた上で、今週検察に送致する予定だ。 ファン容疑者は大手乳業会社・南陽乳業創業者の孫。ユチョンさんは2017年4月、ファン容疑者と結婚すると発表したが、翌年破局している。
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