12日、国立日帝強制動員歴史館に移された像。現在は市民団体に返還され、撤去前と同じ場所に再設置されている(読者提供)=(聯合ニュース)
12日、国立日帝強制動員歴史館に移された像。現在は市民団体に返還され、撤去前と同じ場所に再設置されている(読者提供)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国・釜山市の日本総領事館前に市民団体が強制徴用労働者を象徴する「労働者像」の設置を目指している問題で、像の設置場所を決める市民ら100人による円卓会議の推進代表団は29日、前日に予定されていた会議が取り消しになったと明らかにした。 市議会で開かれる予定だった会議では像の設置場所を決める計画だったが、推進代表団内で100人のメンバー構成を巡り意見が分かれ、会議自体が開かれなかったようだ。 推進代表団の関係者は「28日の会議は取り消しになったが、17日に合意した、来月1日まで協議を続けるという立場には変わりがない」と述べた。 推進代表団は市議会のホームページなどに市民が寄せた労働者像の設置場所の候補地についての議論を経て、最終的な設置場所を決める方針だ。候補地としては日本総領事館近くの公園や国立日帝強制動員歴史館、釜山市民公園、釜山駅広場などが挙がっている。 労働者像は日本総領事館近くの歩道に置かれていたが、今月12日に釜山市が強制撤去し、国立日帝強制動員歴史館に移した。市側と、像を設置した団体側は17日、像を団体側に返還し、円卓会議で設置場所を決めることで合意した。
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