ウラジオストク駅で列車に向かう金正恩氏=26日、ウラジオストク(聯合ニュース)
ウラジオストク駅で列車に向かう金正恩氏=26日、ウラジオストク(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ロシア極東ウラジオストクを訪れていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が26日午後3時半(日本時間同2時半)ごろ、ウラジオストク駅から専用列車で北朝鮮に向け出発した。コズロフ極東・北極圏発展相らが見送った。 24日に訪ロした際と同じルートを通り、北朝鮮との国境に近いハサンを経由して国境を越えるとみられる。ウラジオストクからハサンまでは約300キロで、列車で7~9時間ほどかかる。 金正恩氏はこの日、第2次世界大戦戦没者の追悼施設で献花した後、沿海地方のコジェミャコ知事と昼食を共にして訪ロの日程を終えた。 当初はこの日、ロシア海軍の太平洋艦隊司令部や海洋水族館などを視察して夜遅くに発つ予定とされていたが、予想より早く帰途に就いた。現地消息筋は聯合ニュースに「献花の後に予定されていた現地施設の視察などの日程を全て取りやめた」と明らかにした。 金正恩氏の日程が事前に知られたことで警護上の負担を感じたのではないかとの見方が出ている。また、ロシアのプーチン大統領が中国・北京で開幕した「一帯一路」に関する国際会議に出席するため訪中しており、金正恩氏がロシアに残っているのは適切ではないと判断した可能性もある。 金正恩氏は24日午後にウラジオストクに到着し、25日にプーチン氏と初の首脳会談を行った。金正恩氏がウラジオストク駅を出発し、帰途に就いた=(聯合ニュース)[

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