労働者像の設置場所について市民の意見を募集するため、釜山市議会のホームページに掲載されているポスター(同議会提供)=(聯合ニュース)
労働者像の設置場所について市民の意見を募集するため、釜山市議会のホームページに掲載されているポスター(同議会提供)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国・釜山市の日本総領事館近くの歩道に置かれていた強制徴用労働者を象徴する「労働者像」の設置場所を決める市民ら100人による円卓会議の推進代表団が24日に会合を開き、25日午後に100人のメンバーを決定することにした。釜山市議会が明らかにした。

 円卓会議のメンバーは地方議員22人(市議6人・区議16人)や女性界、大学生、労働者、言論界など各界各層の市民で構成することにした。

 また、24、25の両日、釜山市議会のホームページなどで労働者像の設置場所に関する市民の意見を募集している。

 推進代表団は寄せられた市民の意見に基づき、2~3案に絞り込んで最終議題と決め、円卓会議のメンバーのうち、希望者を対象に26日午後、2回にわたり事前説明会を開く。

 労働者像の設置場所の候補地としては釜山駅広場や日本総領事館近くの公園、国立日帝強制動員歴史館、釜山市民公園などが挙がっている。いずれも日本総領事館から100メートル以上離れており、外交摩擦を避けられる場所となっている。

 設置場所は28日午後2時、円卓会議の討論を経て最終的に決定される。

 労働者像は日本総領事館近くの歩道に置かれていたが、12日に釜山市が強制撤去し、国立日帝強制動員歴史館に移していた。市側と、像を設置した団体側は17日、像を団体側に返還する内容が盛り込まれた合意文書を発表。市は24日に像を返還し、団体は撤去前と同じ場所に再設置した。


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