SKハイニックス(資料写真)=(聯合ニュース)
SKハイニックス(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手SKハイニックスが25日発表した1~3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆3665億ウォン(約1320億円)で、前年同期比68.7%減少した。2016年7~9月期(7260億ウォン)以来、10四半期ぶりの低水準。前期比も69.2%減少した。半導体メモリーの世界市況が下落局面にあり、SKハイニックスの業績を直撃した。 1~3月期の売上高は6兆7727億ウォンで、前年同期比22.3%、前期比31.9%、それぞれ減少した。この売上高は、過去最高を記録した昨年7~9月期の営業利益(6兆4724億ウォン)と同程度だ。 営業利益率は前期(44.6%)の半分にも満たない20.1%に落ち込み、16年7~9月期(17.1%)以来の低水準となった。四半期平均50%台で推移していた前年に比べると、収益性が悪化していることが分かる。 1~3月期の業績不振は、半導体メモリーの需要鈍化に伴う出荷量の減少と、予想を上回るペースの価格下落が要因に挙げられる。DRAMは季節的な要因に加え、サーバー用製品の顧客が購買を控えたことから出荷量が前期比8%減少。販売価格も平均27%急落した。NAND型フラッシュメモリーも在庫負担や競争激化で販売価格が平均32%下がった。 市場ではSKハイニックスの4~6月期業績がさらに下振れするとの観測もある。ただ、下半期以降に半導体メモリーの需要回復と価格の反転上昇を見込む意見も慎重ながらあり、底入れがいつになるかに関心が集まる。 SKハイニックスは4~6月期からモバイルとサーバー用のDRAM需要が改善し、NAND型フラッシュメモリーも高速記憶装置ソリッドステートドライブ(SSD)で採用が広がるなど、業況が上向くとみており、積極的に対応する構えだ。
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