首脳会談に先立ち握手する文大統領(左)とミルジヨエフ大統領=19日、タシケント(聯合ニュース)
首脳会談に先立ち握手する文大統領(左)とミルジヨエフ大統領=19日、タシケント(聯合ニュース)
【タシケント聯合ニュース】ウズベキスタンを国賓として訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、首都タシケントで行われたミルジヨエフ大統領との首脳会談終了後の共同メディア発表で、「ウズベキスタンの中央アジア地域協力戦略とわれわれの新北方政策をバランスよく連携させ、ユーラシアの共同繁栄を共に実現させていくことにした」と述べた。 新北方政策はロシアやモンゴル、中央アジア諸国などとの経済協力拡大を目指す韓国政府の政策。 両首脳は会談で、両国関係を特別戦略的パートナー関係に格上げすることで一致し、具体的な実践策について協議した。両国国民の友好拡大と文化交流拡大に向け努力し、ウズベキスタンの文化遺産保存に向けても協力することにした。 文大統領は、朝鮮系の高麗人が中心となって設立し20日に開館する「韓国文化芸術の家」についても触れ、「文化交流の場であり両国の友情の象徴になるだろう」と述べた。 また「具体的で実質的な協力事業を持続的に発掘し、推進することでも一致した。昨年、過去最高を記録した両国間の貿易をさらに拡大させるため関連法や制度を改善することにし、その最初の措置として投資保障協定と二重課税防止協定を改正した。両国企業の安定的な活動に役立つことを期待する」と述べた。 このほか両首脳は、自由貿易協定(FTA)締結に向けた共同研究や相互補完的な産業構造を活用した協力モデルの持続的な発掘を進めるとともに、情報通信技術(ICT)、次世代高速通信規格「5G」、ビッグデータ、人工知能(AI)、保健、医療など新産業分野での協力を強化することでも一致した。
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