11年の輸出契約に基づきインドネシアに引き渡された1400トン級潜水艦の1番艦(防衛事業庁提供)=(聯合ニュース)
11年の輸出契約に基づきインドネシアに引き渡された1400トン級潜水艦の1番艦(防衛事業庁提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は12日、造船大手の大宇造船海洋がインドネシアから1400トン級の潜水艦3隻を受注したと発表した。受注額は総額10億2000万ドル(約1140億円)に達する。同社は2011年に同じくインドネシアから1400トン級潜水艦3隻を受注しており、2度目の輸出契約となる。造船技術のうちで最も難易度が高い潜水艦建造技術を海外で認められた快挙といえ、輸出低迷にあえぐ防衛関連企業が活気付く契機となる見通しだ。

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 王浄弘(ワン・ジョンホン)防衛事業庁長は同日、インドネシアで開かれた同国海軍の潜水艦導入2次事業の契約式に出席し、「両国が再び防衛産業で相互互恵的な協力をすることになり、意義深い」と述べた。

 防衛事業庁は今回の契約と関連し、インドネシアは文在寅(ムン・ジェイン)政権が取り組む新南方政策における主要な協力相手国であり、両国は活発な防衛産業協力を続けているとし、インドネシアの韓国からの潜水艦導入は政府と関係機関が契約実現に協力した結果だと強調した。

 今回、輸出契約を結んだ1400トン級潜水艦は韓国海軍の潜水艦「張保皐」(1200トン級)を改良したもの。

 大宇造船海洋は11年の輸出契約に基づき、17年に1400トン級潜水艦の1番艦、18年に2番艦をインドネシアに引き渡した。3番艦はインドネシアで建造され、契約式が開かれた12日に進水した。この潜水艦は全長61メートルで、40人の乗員を乗せて寄港せずに1万カイリ(1万8520キロ)を航海できる。インドネシアで海上の安全を守る活動や海軍作戦などに投入され、30年以上運用される。

 


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