会談する文大統領(左)とトランプ大統領=11日、ワシントン(聯合ニュース)
会談する文大統領(左)とトランプ大統領=11日、ワシントン(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日午後(米東部時間)、米ワシントン訪問を終え、ワシントン郊外のダレス国際空港から大統領専用機で帰国の途に就いた。トランプ米大統領と会談するため訪米していた。 文大統領は11日昼、トランプ氏と2人きりで会談し、続いて閣僚らを交えた小規模の会合と昼食を兼ねた拡大会合を行った。116分に及ぶ会談で双方は、2月末のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わった後、膠着(こうちゃく)状態に陥っている非核化対話の再開策などを話し合った。 文大統領は会談で、次回の米朝首脳会談が非核化プロセスでまた新たな里程標となるよう、トランプ氏と緊密に協力するという意思を伝えた。トランプ氏は3回目米朝首脳会談の開催は「段階を踏まなければならない」としながらも、「(会談は)あり得る」と述べ、会談の必要性を前向きにとらえた。 この日の会談で両首脳は3回目の米朝首脳会談開催に向けた認識で一致し、米朝対話の再開に必要なモメンタム(勢い)を確保したと見なすことができる。また、両首脳が北朝鮮の最終的な非核化と朝鮮半島の恒久的な平和定着を目指し連携を維持すると表明しながら韓米同盟の強固さを再確認したことから、韓国の一部で指摘されていた「韓米のすれ違い」を払拭(ふっしょく)したとも評価される。 文大統領は12日夜遅く(日本時間)、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)に到着する予定だ。
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