【ジュネーブ聯合ニュース】東京電力福島第1原発事故を受け韓国が福島など8県産の水産物輸入を禁止しているのは不当だとして、日本政府が世界貿易機関(WTO)に提訴した問題で、紛争処理手続きの「最終審」に当たる上級委員会は11日、事実上韓国勝訴の判断を示した。 一審に当たるWTOの紛争処理小委員会(パネル)は昨年2月、韓国の禁輸措置が協定違反に当たると判断し、是正を勧告した。これを受け、韓国政府は同4月に上級委員会に上訴していた。 上級委は紛争処理小委の判断を廃棄し、韓国側の措置は不当な差別ではなく、不当な貿易制限でもないとした。 上級委の判断を受け、2013年9月に取った福島など8県産の水産物輸入禁止措置は維持される見通しだ。
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