ロス中心部73階建てランドマークに大韓航空会長 故趙亮鎬氏の焼香所設置を検討

ロサンゼルスの中心街にそびえ立つ地上73階建ての超高層ビル「ウィルシャーグランドセンター」に、大韓航空会長 故趙亮鎬（チョ・ヤンホ）氏の海外焼香所を設置する計画があることがわかった。

　この場所は、趙会長が自身の健康が悪化した状況でも自ら足を運ぶほど愛着を見せ、韓進グループが長い間実現を望んできた事業ともいえる。

　去る2017年、韓進グループはロス中心部に高さ335メートル、地下5階地上73階建ての超高層ビル「ウィルシャーグランドセンター」をオープンしたと明らかにした。開館式で趙会長は「ウィルシャーグランドセンターのオープンは、ロサンゼルスとの約束だった。このビルが都心のスカイラインを変え、ランドマークとして位置づけられるだろう」と話していた。

　大韓航空側は、ウィルシャーグランドセンターが趙会長にとって大きな意味があるいう点を勘案し、今後、韓国での告別式手続きが公式的に開始されたタイミングで、海外焼香所を同ビル内に設置する計画を検討中だと伝えた。ホテルと事務棟を共用で使用している1階ロビー入口付近に臨時で、追悼スペースを設ける可能性もあると説明している。