金正恩氏が百貨店訪問　経済分野の視察相次ぐ

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）が平壌市内の大城百貨店を視察したと報じた。

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　金委員長は、増改築が行われた同百貨店を見て回りながら満足感を示し、商業政策のニーズに対応した百貨店の管理運営・商業サービス改善に向け具体的な指示を出したという。

　金委員長は今月に入り連日のように経済分野の視察を行っている。北朝鮮メディアは4日に金委員長が今年最初の経済現場の視察場所として故金日成（キム・イルソン）主席の「抗日革命聖地」である北部・両江道三池淵郡の建設現場を訪問したと報道。6日には江原道・元山葛麻海岸観光地区、平安南道・陽徳温泉観光地区を訪れたと報じた。

　経済分野の視察が相次いでいるのは、11日の最高人民会議（国会に相当）第14期1次会議を控え、「経済建設総力集中路線」を維持する意向を示したものとみられる。金委員長は昨年4月の朝鮮労働党中央委員会総会で、核開発と経済建設を同時に進める「並進路線」の代わりに、経済に総力を挙げる経済建設総力集中路線を打ち出した。