政府、「国家災難(災害)事態」を宣言…江原道高城郡の大規模な山火事で=韓国
政府、「国家災難(災害)事態」を宣言…江原道高城郡の大規模な山火事で=韓国
韓国政府は5日午前9時をもって、江原道(カンウォンド)高城郡(コソングン)で4日午後に発生した大規模な山火事に関して、江原道、高城郡、束草市(ソクチョシ)、江陵市(カンヌンシ)、東海市(トンヘシ)、麟蹄郡(インジェグン)一帯に「国家災難(災害)事態」を宣言した。

 今回の「災難事態」の場合、行安部長官が被害現場を訪問して対処状況などを把握し、早期収拾に向けて使用可能資源の迅速な投入で被害を最小化する必要があると判断し宣言されたものだ。

 火災は4日午後7時17分ごろ江原道高城郡付近から出火したと見られ、強風により火が束草(ソクチョ)市内にまで広がった。

 現在までに死者1人、山林約250ヘクタールが消失し、住宅約125棟が被害に遭ったと確認された。火災によって3つの通信社基地局59局所、中継機65局所、インターネット188回線、一時避難者4011世帯が発生した。

 消防庁は4日午後9時44分、消防対応3段階を発令し、山林庁も江原道地域の山火事危機警報“深刻”段階を発令した。行安部も5日0時をもって、中央災害安全対策本部を稼動した状態だ。また、江原教育庁は5日、束草市の全学校の休校を指示した。

 政府が災難事態を宣言することにより、宣言地域に災難警報発令、人材・装備・物資動員、危険区域設定、待避命令、応急支援、公務員非常召集などの措置と汎政府次元の支援を通じて、より効果的な災難収拾が可能になる。


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