5Gスマホ　韓国で世界初商用化＝通信3社が開通前倒し

【ソウル聯合ニュース】韓国の通信大手3社は3日夜、大容量、超高速の第5世代（5G）移動通信システム対応スマートフォン向けの一般サービスを開始した。韓国は昨年12月1日に世界で初めて企業向け5Gサービスの商用化に成功したのに続き、一般向けサービスも「世界初」のタイトルを手にした。

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　3社は当初、5日にサービスを開始する予定だったが、3日に前倒しした。ただ、開通したのは各社の第1号5G加入者だけで、それ以外の加入者の開通は予定通り5日からとなる。

　通信大手SKテレコムはアイドルグループEXO（エクソ）や2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリストのキム・ヨナさん、「eスポーツ界のメッシ」と呼ばれるイ・サンヒョクさんら5組を最初の5G加入者兼広報大使に選び、サムスン電子の5G対応スマホ「ギャラクシーS10　5G」を支給。3日午後11時に5Gサービスを始めた。　

　KTも同日午後11時に第1号5G加入者の開通イベントを行った。LGユープラスの開通イベントには第1号加入者のユーチューバーが出席した。

　通信大手が前倒しでサービスを開始したのは、米通信大手ベライゾンが11日を予定していたサービス開始を4日ごろに早めるとの観測が流れたことが背景にあったとされる。韓国当局があくまで「世界初」にこだわったという指摘もあるが、科学技術情報通信部の関係者は「通信事業者がすべて準備できており先送りする必要がないとして要請したため、日程を前倒しにした」と説明した。

　世界初の5G商用化を記念する官民合同イベント「コリア5Gデー」は当初の計画通り8日に開かれる。

　一方、科学技術情報通信部が4日に発表した報道機関向け資料で、兪英民（ユ・ヨンミン）長官は世界初の5G商用化を「わが国が名実ともに情報通信の最強国であることを改めて証明した」と評価。「世界最高の5G強国」を目指し国の総力を結集すると強調した。