北朝鮮が核実験やミサイル発射を中断してから1年以上が経つ(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
北朝鮮が核実験やミサイル発射を中断してから1年以上が経つ(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【ワシントン聯合ニュース】韓国の政府高官は1日、米ワシントンで記者団に対し、北朝鮮が宇宙飛翔(ひしょう)体の発射実験を強行し、「衛星発射」と主張しても韓国政府としては長距離弾道ミサイル発射として受け止める方針を明確にした。

 同高官は「(北朝鮮は)衛星発射は平和的な目的だというが、世界のどの国も平和的に利用するための衛星発射と信じない」として、「大部分の国が長距離弾道ミサイル発射と見なすと思う」と説明した。

 発射が行われる場合は「北に対する制裁から深刻な状況変化があるのではないか」とし、国連など国際社会の「追加(制裁)措置があるのではないか考えている」と強調した。

 その上で、「北が軌道から離脱しないよう、軍事的な緊張を緩和しながら、対話を続け非核化の道や平和体制に移行するよう支援している」と述べた。

 北朝鮮の核保有については、「われわれは公には北を核兵器保有国として認めていない」とした上で、「ただ、6度の核実験を行ったため、相当な水準の核兵器を保有できる能力を持っていることや、核兵器を製造できる相当量のプルトニウムや濃縮ウランを保有していることは認めている」と説明。「核に関連しては米国側か核の傘を提供し、通常戦力などはわれわれが対応できるよう能力を備えていくというのが現在までの政策」と述べた。

 北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射施設で復旧の動きがみられることについては、「交渉力を高めるためのものなのか、実際の発射のためなのかは引き続き見守って判断する」として、「今予測できる状況ではない」との認識を示した。


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