首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=1日、ソウル(聯合ニュース)
首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、青瓦台(大統領府)で首席秘書官・補佐官会議を開き、11日にトランプ米大統領と首脳会談を開催することについて、「朝米(米朝)両国は過去のように緊張が高まらないよう状況を管理し、対話を続ける意思を見せている」として、「2回目の朝米首脳会談が物別れに終わり、朝鮮半島の平和プロセスの進展が一時的に困難となったが、南北、米のいずれも過去に後戻りすることを望んでいないという事実が確認されている」と述べた。北朝鮮に対しては「韓米両国の努力に北も応じることを期待する」と呼びかけた。

 文大統領は「朝鮮半島の平和プロセスは南北米が共に歩む容易ではない旅程」として、「過去70年成功できなかった道のため、紆余(うよ)曲折がないとむしろおかしい」との見解を表明。「韓米の溝を広げ、朝鮮半島平和の流れを後戻りさせようとする試みがある」とし、「(米朝)対話が始まる前の緊迫していた危機状況を考えると実に無責任なこと」と指摘した。その上で、「今の対話が失敗に終われば状況はさらに悪化する」との認識を示した。

 今回の韓米首脳会談に関しては、「トランプ大統領と朝米対話の再開や朝鮮半島の完全な非核化、南北関係と朝米関係の好循環など、朝鮮半島の平和プロセスを進展させるための韓米の連携について深く議論する」と説明した。


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