韓国軍当局が朝鮮戦争の激戦地だった南北非武装地帯(DMZ)の「矢じり高地」で戦死者の遺骨の発掘に着手する(コラージュ)=(聯合ニュース)
韓国軍当局が朝鮮戦争の激戦地だった南北非武装地帯(DMZ)の「矢じり高地」で戦死者の遺骨の発掘に着手する(コラージュ)=(聯合ニュース)
◇南北非武装地帯での朝鮮戦争戦死者の遺骨発掘 韓国単独で着手  韓国の軍当局は1日、朝鮮戦争の激戦地だった南北非武装地帯(DMZ)の「矢じり高地」(江原道・鉄原)で戦死者の遺骨の発掘に着手する。南北は昨年9月の南北首脳会談を機に結ばれた軍事分野合意書で今年4月1日から遺骨の共同発掘を始めることで一致していたが、北朝鮮が消極的な態度を示しており、韓国は事前準備として、矢じり高地で昨年実施した地雷撤去の追加作業と基礎的な発掘作業を単独で進めることにした。◇10日後に首脳会談 韓米が米朝交渉の膠着打開に全力 文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領による首脳会談を控え、韓国の外交・安全保障担当高官が相次いで訪米し、北朝鮮の非核化を巡る米朝交渉の膠着(こうちゃく)状態の打開に向けた調整を加速させている。金鉉宗(キム・ヒョンジョン)青瓦台(大統領府)国家安保室第2次長はワシントンで1日(現地時間)、米国家安全保障会議(NSC)のクーパーマン副補佐官と会談し、韓米首脳会談の議題を調整する。同日は鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)韓国国防部長官とシャナハン米国防長官代行の会談もワシントンで開かれる。これに先立ち、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が先月29日にポンペオ米国務長官と会談し、米朝交渉の再開や韓米首脳会談の議題などについて意見交換している。◇元法務部次官巡る疑惑 検察が本格捜査へ 建設業者から性接待を受けたとされる金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官を巡る疑惑の究明を目指す検察の捜査チームによる本格的な捜査着手に向けた準備作業が大詰めを迎えている。検察によると、過去の事件の真相究明を行う「検察過去事委員会捜査勧告関連捜査団」は3月29日の発足直後から関連記録を検討し、捜査計画を立てている。関連疑惑に対する大検察庁(最高検)の検察過去事真相調査団の記録はもちろん、2013~2014年に2度にわたり金氏に嫌疑なしの判断が下された当時の捜査記録を調べている。◇労働時間短縮 一部対象企業の周知期間終了 昨年7月に導入された労働時間の上限を週52時間に短縮する制度の対象企業のうち、周知期間が延長された一部企業も1日からは同制度に違反した場合に処罰を受ける。同制度は昨年7月、従業員300人以上の事業所約3600カ所を対象に施行されたが、雇用労働部は6カ月間の周知期間を置き、処罰を猶予した。しかし、準備が不十分だとされた一部の事業所は周知期間がさらに3カ月延長され、3月31日に終了した。
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