駐スペイン北大使館侵入、「証拠用」動画を撮影
駐スペイン北大使館侵入、「証拠用」動画を撮影
先月発生したスペイン駐在北朝鮮大使館への侵入事件の犯人グループが当時、犯行シーンを動画で撮影していたことがわかった。28日(現地時間)、スペインメディアが報道した。

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 現地メディアはこの日、スペイン首席当局者らの言葉を引用し、「大使館侵入者らが、超小型ビデオカメラを使用して現場を撮影していた」とし、「犯行を指示、または資金を用意した人物へ実際に犯行を実行した”証拠”を渡すために撮影した可能性が高い」と伝えた。

 スペイン当局によると、先月22日スペイン・マドリード所在の北朝鮮大使館に侵入した犯行グループは韓国、米国、メキシコ国籍の所有者で計10人。

 犯人らは大使館に入り「核、武器開発関連情報を出せ」と職員を脅して暴行、コンピュータや携帯電話などの備品と書類、防犯カメラ映像が保存されたハードディスクを盗んで逃走した。

 状況が少しずつ明らかとなる中、事件の背後に反北団体「自由朝鮮」がいると伝えられた。「自由朝鮮」は去る20日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の祖父 金一成(キム・イルソン)国家主席と父 金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の肖像画を破壊するシーンを撮影した動画を公開。「大使館侵入時に撮影したものでは?」との観測が浮上した。

 しかし、現地警察の関係者は「犯人グループが撮影した動画は、公開された映像と異なる」と説明した。


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