ハノイの共産党本部でグエン・フー・チョン書記長兼国家主席(右)とあいさつを交わす李海チャン代表(共に民主党提供)=26日、ハノイ(聯合ニュース)
ハノイの共産党本部でグエン・フー・チョン書記長兼国家主席(右)とあいさつを交わす李海チャン代表(共に民主党提供)=26日、ハノイ(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ベトナムを訪問している韓国与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は26日午後(現地時間)、ベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長兼国家主席を表敬訪問し、朝鮮半島の非核化と平和体制定着に向けた働きかけを呼びかけた。

 李氏は、ベトナム政府の入念な準備にもかかわらず2月末にハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が合意に至らず残念とした上で、「朝米(米朝)が再び会う余地は大きく、わが政府も最大限努力するが、ベトナム政府にも関心と支持をお願いしたい」と述べた。また、「非核化と平和体制を成し遂げることは朝鮮半島8000万人の民族にとって生存の必須条件」としながら、今の好機を逃さないよう非核化へ最大限努力すると強調した。

 チョン氏は「ベトナムは朝鮮半島平和と統一、非核化を支持する」と述べ、「朝米関係が改善されるよう最善を尽くす」と応じた。ベトナムは経験と知識を北朝鮮と共有する準備ができているものの、複雑な問題のため長期的な取り組みが必要とも述べた。

 李氏はこれに先立ち、グエン・スアン・フック首相に会い、「両国間の経済、人的、文化的な交流を続けていけば両国ともに大きく発展できる」と強調した。フック氏は「韓国とベトナムの関係は『戦略的協力パートナー関係』により互いに利益を与える関係」とし、韓国の対ベトナム投資や両国間の貿易拡大など、経済協力に強い意欲を示した。


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