金正男氏(左)とハンソル氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
金正男氏(左)とハンソル氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が2017年2月にマレーシアで殺害された後、息子のハンソル氏を保護したとする団体「自由朝鮮」が、この2年間に仮想通貨で400万円程度の支援金を集めたことが20日、分かった。 同団体のホームページに掲載された仮想通貨ビットコイン(BTC) の口座情報によると、17年3月から今月18日にかけておよそ14.22BTCが入金された。団体側はビットコインの大半を7回に分けて引き出しており、引き出した日の相場を踏まえると支援額は総額3万4000ドル(約400万円)ほどと推定される。 「自由朝鮮」の前身は、17年にハンソル氏の姿を公開し、安全な場所への移動を手助けしたと主張した「千里馬民防衛」だ。今月1日、金正恩体制打倒を訴え「臨時政府」の発足を表明し、この日から「自由朝鮮」に改称した。 一方、先月下旬にスペイン・マドリードの北朝鮮大使館が襲撃された事件について、米紙ワシントン・ポストは15日(現地時間)、千里馬民防衛が関与していたと報じた。襲撃事件は米朝首脳会談直前の2月22日に起き、複数の人物が大使館に押し入って職員を縛り、パソコンや携帯電話を奪って逃走した。
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