韓国で昨年、熟年離婚が急増した(イラスト)=(聯合ニュース)
韓国で昨年、熟年離婚が急増した(イラスト)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国で昨年、熟年離婚が急増した影響で離婚件数が4年ぶりに増加に転じた。 統計庁が20日発表した2018年婚姻・離婚統計によると、昨年の離婚件数は10万8700件で前年比2.5%増加した。15年から3年連続減少したが昨年は増加に転じた。 統計庁関係者は「最近は結婚自体の減少により離婚が減少する傾向にあるが、昨年は結婚20年以上の夫婦の離婚が9.7%、結婚30年以上の夫婦の離婚が17.3%それぞれ増加するなど熟年離婚が大きく増加し、離婚件数全体を押し上げた」と説明した。 また、熟年離婚増加の理由について「人口構造が高齢化し平均余命が延びているのが原因だ。儒教的な考え方により子どもが独立するまで離婚を先延ばしにすることも影響を与えている」との見方を示した。 ただ、人口1000人当たりの離婚件数を示す粗離婚率は2.1件で、1997年(2.0件)以来の低水準となった。 離婚した夫婦の婚姻期間は平均15.6年で、前年より0.6年、08年より2.8年それぞれ増えた。 婚姻期間が増えた理由は熟年離婚が多いため。昨年、結婚20年以上の夫婦の離婚が全体の33.4%を占め最も高かった。結婚30年以上と4年以下の夫婦の離婚もそれぞれ12.5%、21.4%を占めた。結婚20年以上と4年以下の夫婦の離婚が占める割合は54.8%に上った。
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