会見する金富謙氏(左)と朴相基氏=19日、ソウル(聯合ニュース)
会見する金富謙氏(左)と朴相基氏=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)行政安全部長官は19日、朴相基(パク・サンギ)法務部長官と行った共同記者会見で、ソウルのクラブ「バーニングサン」や芸能人と警察の癒着が取り沙汰されていることについて「(警察を管轄する)行政安全部の長官として深く謝罪する」と述べ、癒着疑惑などに対する徹底した捜査を警察に促す姿勢を示した。また、「警察官の癒着・不正が事実と判明すれば、地位を問わず厳罰に処するつもりだ」と言明した。 バーニングサンを巡っては、未成年者の出入りを警察がもみ消した疑いなどがある。また、警察幹部が芸能人のビジネスの後ろ盾になっていた疑惑も浮上している。 一方、朴氏は、女優のチャン・ジャヨンさんが「性的な接待を強要された」とのメモを残して2009年に自殺した事件や、法務部の金学義(キム・ハクウィ)元次官が13年に建設業者から性接待を受けた疑惑などの真相解明に最善を尽くすと表明した。 朴氏は、この2件は「韓国社会の特権層で発生した事件」だとし、「検察や警察がずさんな捜査をしたり真相解明を阻み隠蔽(いんぺい)したりした状況が見えることから、国民の怒りを招いた」と指摘した。
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