尹東柱を「在外同胞」として紹介した小学校の教科書(同財団提供)=(聯合ニュース)
尹東柱を「在外同胞」として紹介した小学校の教科書(同財団提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の小学校6年生が今年使用する道徳教科書に国民的詩人の尹東柱(ユン・ドンジュ、1917~1945)が「在外同胞」として明記されたことが19日、分かった。現行の2015年改訂教育課程で在外同胞との言葉が明記されるのは初めて。 韓国外交部傘下の在外同胞財団によると、小中高校の教科書に在外同胞との記述がないとして、2017年12月の首相主宰の在外同胞政策委員会で改善を要請。要請が受け入れられ、道徳教科書で尹東柱を「(朝鮮半島の)独立に向けた熱望や自己反省を多くの作品に残して去った在外同胞詩人」と紹介した。 尹東柱は1942年に日本に渡り、立教大や同志社大で学んだ。ハングルで詩をつくったとして同志社大在学中に治安維持法違反の疑いで逮捕され、44年に懲役2年の刑が確定。45年2月16日に福岡刑務所で獄死した。
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