光州地裁に到着した全氏=11日、光州(聯合ニュース)
光州地裁に到着した全氏=11日、光州(聯合ニュース)
◇全斗煥元大統領 光州事件に絡む名誉棄損罪を全面否認 軍が市民らの民主化要求行動を弾圧した1980年の5・18民主化運動(光州事件)に絡み、死者に対する名誉毀損(きそん)の罪で在宅起訴された韓国の全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領(87)が11日午後、光州地裁で開かれた公判に初めて出廷し、起訴事実を全面的に否認した。多くの死傷者を出した光州事件当時、軍人として鎮圧にあたった全氏は2017年4月に出版した回顧録で、軍のヘリコプターから市民に向けて射撃したとする故チョ・ビオ神父の目撃証言をうそだと主張。チョ神父を「聖職者という言葉が意味をなさないほど破廉恥なうそつき」と非難し、昨年5月に在宅起訴された。この日の公判で全氏は「過去の国家機関の記録と検察の調査を基に回顧録を記した。ヘリによる射撃説の真実はまだ確認されていない」などと主張した。◇PM2.5を「社会災害」に 国会委員会で法改正案可決 国会の行政安全委員会は全体会議を開き、微小粒子状物質(PM2.5)など粒子状物質(PM)を「社会災害」に含める内容の「災害および安全管理基本法改正案」を全会一致で可決した。粒子状物質が法律上の災害として指定されれば、問題解決に予備費など国家予算を投入できる。これに先立ち、与野党3党の院内代表は6日に開いた緊急会合で、粒子状物質を国家災害に含めることを柱とする粒子状物質対策法案を13日の国会本会議で処理することで合意した。◇V.Iの性接待疑惑 他の芸能人も関与か 性売買あっせんなどの行為の処罰に関する法律違反の容疑で立件された人気グループBIGBANG(ビッグバン)のV.I(ヴィアイ、本名イ・スンヒョン)さん(28)がコミュニケーションアプリで交わした外国人出資者への性接待をほのめかすグループメッセージに、他にも複数の芸能人が加わっていたことが確認された。警察は先ごろこのうち一部を参考人として出頭させ、どのようなやりとりがあったのかを聴取したと伝えられた。◇韓国・ブルネイ首脳会談開催 関係強化で一致 ブルネイを国賓訪問している文在寅(ムン・ジェイン)大統領はブルネイの首都バンダルスリブガワンでボルキア国王と会談し、両国の関係発展や韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の協力強化などについて議論した。◇ボーイング新型機の墜落相次ぐ 韓国航空会社も緊張 10日(現地時間)に発生したエチオピア航空機の墜落事故など、米ボーイングの次世代主力機B737MAXが5カ月間で2機墜落したことを受け、同型機を保有、または導入を進めている韓国の航空会社は神経を尖らせている。航空業界関係者は、航空機事故は原因が究明されるまで調査に長時間かかるとして「不安が解消されるまでには時間が必要だ」と述べた。◇18歳のホープ・李康仁 サッカー韓国代表に抜てき サッカー韓国代表のベント監督は、韓国国内で行うボリビア代表(22日)、コロンビア代表(26日)との国際親善試合に出場する27人を発表した。メンバーには韓国サッカーのホープ、MF李康仁(イ・ガンイン、スペイン・バレンシア)が18歳20日で抜てきされた。17歳で代表入りしたチャ・ギソクらに続き、歴代7番目の最年少抜てきとなる。
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