5日に開かれた国会情報委員会=(聯合ニュース)
5日に開かれた国会情報委員会=(聯合ニュース)
◇北朝鮮のウラン濃縮施設「正常稼働」 ミサイル施設でも動き 韓国の情報機関・国家情報院(国情院)が5日の国会情報委員会で、北朝鮮・寧辺にあるウラン濃縮施設について、2回目の米朝首脳会談前から正常に稼働していると報告したことが7日、分かった。複数の情報委員が明らかにした。国情院は平壌郊外の山陰洞にあるミサイル総合研究団地でも物資運送用車両の活動が確認されたと報告したという。◇韓米日高官 北朝鮮の非核化巡り議論 訪米した韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長は6日(米東部時間)、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表とワシントンで会い、2月末の2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったことを受けた今後の対応を協議した。米国務省は同日、両氏と日本外務省の金杉憲治・アジア大洋州局長が会合したと伝え、「北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)達成に向けた持続的で調整された取り組みについて議論した」と明らかにした。◇大気汚染対処 韓中が人工降雨の共同実験へ 環境部の趙明来(チョ・ミョンレ)長官は7日、発がん性物質である大気中の粒子状物質(PM)を減らすため中国と共同での人工降雨実験を今年黄海で行い、粒子状物質の濃度が高い場合に自動車の運転などを制限する非常低減措置を共同実施する内容を骨子とする緊急措置強化策を発表した。両国は粒子状物質の予報・早期警報システムを作り、共同で対応する方策も具体化する。◇久々の青空 ソウルの粒子状物質「普通」に   7日午前9時のソウルの粒子状物質の濃度は1立方メートルあたり36マイクログラム、微小粒子状物質(PM2.5)の濃度は同28マイクログラムで、「普通」レベルを回復した。観測史上最悪の大気汚染がようやく改善し、マスクを外して外出する市民の姿が見られた。◇北朝鮮ミサイル施設の動きを「注視」 韓国国防部 国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は定例会見で、北朝鮮の北西部・東倉里にあるミサイル発射場と平壌郊外の山陰洞にあるミサイル総合研究団地の動きを注視していると伝えた。国情院は5日に国会情報委員会の懇談会で、北朝鮮が東倉里のミサイル発射場の解体施設のうち一部を復旧しており、山陰洞のミサイル総合研究団地でも物資運送用車両の活動が確認されたと報告したとされる。◇文大統領が儀典秘書官を任命 104日ぶり空席解消 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、青瓦台(大統領府)の儀典秘書官に朴尚勲(パク・サンフン)外交部公共外交大使を任命した。青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が書面で伝えた。今回の人事により、前任の秘書官が飲酒運転で免職となってから104日ぶりに空席が解消された。◇合同指揮所演習に代わる新演習 韓米が下半期に実施へ 朝鮮半島有事に備えて行われてきた韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)のうち、韓米合同指揮所演習「フリーダムガーディアン」に代わる新演習「19―2同盟」が今年8~9月に実施されると伝えられた。韓国政府は昨年7月にUFGの無期限延期を発表し、そのうち韓国政府の定例訓練「乙支演習」は今年から韓国軍の単独指揮所訓練「太極演習」と統合し「乙支太極演習」として実施すると発表していた。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0