北朝鮮・開城の王宮遺跡「満月台」(韓国中世史学会提供)=(聯合ニュース)
北朝鮮・開城の王宮遺跡「満月台」(韓国中世史学会提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国文化財庁は7日、北朝鮮文化遺産の保護協力と南北文化財事業の活性化のため、臨時組織「南北文化財交流事業団」と諮問機関「南北文化遺産政策フォーラム」を新設したと発表した。

 南北文化財交流事業団は南北文化財交流の基盤となる法令を新設、もしくは改正し、▼北朝鮮・開城にある高麗時代の王宮遺跡「満月台」の共同発掘調査▼天然記念物に指定された鳥、キタタキの共同調査▼朝鮮王朝初代王の李成桂(イ・ソンゲ、太祖)の陵、健元陵のススキ移植▼非武装地帯(DMZ)の歴史遺跡の共同調査と国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録――など、南北の文化財に関する懸案を議論、推進する。

 8日に発足する政策フォーラムには各分野の文化財専門家約50人が参加。DMZの保存のための南北協力策、南北文化財制度の比較分析、交流活性化政策など四半期ごとにテーマを決めて会議を開き、成果を公開する。


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