文大統領、東南アジア3国歴訪を前に寄稿文 「ASEAN WAYを開拓」

韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、来る10～16日ブルネイ・マレーシア・カンボジアなど東南アジア3国歴訪を契機に、アジア地域のメディア連合であるアジアニュースネットワーク（ANN）に寄稿文を送った。

　文大統領は「ことしは、韓国とASEANが対話関係を樹立して30周年という意味深い一年」とし、「ASEAN国家は、大部分が海に面しているだけでなく、海からの無限の知恵と力をもっている。その中でも、ASEANの開放性と包容性は非常に驚くべきものだ。多様な宗教と思想、文明が互いに尊重し、調和し、共存している。それぞれ異なる経済水準と政治体系をもっているが、同等の参加と機会を保障する『ASEAN WAY（アセアンウェイ）』を開拓していく」と説明。

　また「ASEANの統合と共存に向かう努力は、地域の安全と平和も達成した」とし、「地球上で最後に残る冷戦を解体する歴史的な米朝首脳会談が2度、ASEAN地域で開催されたことは、結局、偶然ではない。ASEANが先頭に立ち、平和と共存のアジアの時代を切り拓いていくだろう」と強調した。