韓国　きょうのニュース（３月６日）

◇李明博元大統領の保釈決定　住居・通信制限などの条件付き　ソウル高裁は６日、収賄罪や横領罪などに問われ公判中の李明博（イ・ミョンバク）元大統領（７７）の保釈を認める決定を出した。昨年３月２２日に収監されてから、３４９日ぶりに拘束を解かれることになる。ただし、裁判所は保釈後の住居を自宅に制限し、接見・通信の対象を制限するなど「自宅拘禁に類似した条件」を付けた。◇大気汚染対処へ中国と協議を　「必要なら補正予算編成も」　文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、大気汚染が深刻化していることに関し「中国から飛来する粒子状物質（ＰＭ）の影響を最小限に抑えるため、中国政府と協議して緊急対策を講じてほしい」と指示した。青瓦台（大統領府）の金宜謙（キム・ウィギョム）報道官が発言を伝えた。文大統領は「必要なら補正予算を組んででも、粒子状物質の低減に尽力してほしい」と強調した。◇大気汚染　半導体・建設など産業界も対策　深刻な大気汚染が続く中、産業界も対策を急いでいる。半導体や家電など精密な製造工程が必要な企業は生産ラインへの粒子状物質の流入を防ぐため、建設・石油化学関連企業は粒子状物質の排出量を減らすため、それぞれ緊急措置を実施した。また、主要大企業は短期的な対策と並行して大気汚染物質減少のための設備投資などの対策を進めている。◇クラブ「バーニングサン」と警察の癒着疑惑　元警察官が出頭　　人気グループＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）のＶ．Ｉ（ヴィアイ）さんが社内取締役を務めたソウルのクラブ「バーニングサン」と警察との癒着疑惑を巡り、警察に口利きをした疑いが持たれている元警察官が警察に出頭した。化粧品会社の役員を務めるこの人物は、昨年７月に同クラブで開催されたＰＲイベントに関連し、未成年者が飲酒したと警察に通報があったことをもみ消したほか、クラブ側から金銭を受け取ったとされる。