国立気象科学院のチュ・サンウォン院長=(聯合ニュース)
国立気象科学院のチュ・サンウォン院長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が6日、発がん性物質である大気中の粒子状物質(PM)を減らすため中国と共同での人工降雨実施を推進するよう指示したことを受け、気象庁は中国との協議をできる限り急ぐ方針を示した。 気象庁・国立気象科学院のチュ・サンウォン院長は聯合ニュースの取材に、人工降雨の専門家の招請や訪問を中国と協議中だとし、「本来は上半期のうちに会うことにしていたが、前倒しを推進したい」と述べた。 文大統領は、人工降雨で韓国より高い技術を持ち、朝鮮半島の大気汚染に多大な影響を与えている中国と共同で人工降雨を実施し、大気汚染の解消に取り組めば、将来的に空気の質を改善させられると考えているようだ。 チュ氏はただ、「中国と人工降雨に関する協議をするからといって、すぐに一緒に降雨実験をできるわけではない」と話している。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0