初の医療観光専門病院の開設許可取り消し手続きが開始される(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
初の医療観光専門病院の開設許可取り消し手続きが開始される(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【済州聯合ニュース】韓国初の医療観光専門病院として南部・済州島への開院を進めていた「緑地国際病院」が、医療法の定める期限内に開院できなかったことが4日、分かった。 済州島を行政区域に持つ済州特別自治道はこの日、医療法が定める期限を過ぎたため、開設許可を取り消す前に5日から聴聞会を行うと明らかにした。 現行の医療法第64条は「開設申請や開設許可をした日から3カ月(90日)以内に業務を開始しなければ開設許可を取り消す場合がある」と定めている。 済州道は昨年12月5日に病院に対して開設許可を出しており、4日で90日目になる。 同道の関係者は「緑地国際病院の母体である(中国不動産大手の)緑地グループは、国土交通部傘下の公的企業である済州国際自由都市開発センター(JDC)と事業パートナーであるため、両者で今後の事業計画を議論してほしい」と述べた。 済州道は聴聞会で緑地グループの立場を聞いた後、最終的に許可を取り消すかどうかを決定する計画だ。 一方、緑地側は先月15日、済州道を相手に「済州を訪れる外国人医療観光客のみを対象にする」とした条件付き開設許可の取り消しを求める行政訴訟を起こした。また、先月26日にはこの訴訟とは別に、同道による開設許可を尊重して改めて開院に向けた準備計画を立てているととして、同道に書面で開院期限の延長を要請した。 これに対し済州道は、緑地側が現場点検を拒否したことなどを挙げて期限延長の申請には妥当性がないとして申請を却下した。 同道は法律専門チームを構成して緑地側が起こした行政訴訟に積極的に対応し、法と原則に基づき対処する方針だ。
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