韓米両軍による上陸訓練の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
韓米両軍による上陸訓練の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓米連合軍の上陸作戦能力を磨く目的で毎年4月初めに実施されてきた野外機動訓練「双竜訓練」が、今年は米軍の兵力と装備が参加しない完全な韓国軍の単独訓練として行われることが4日、韓国軍消息筋の話で分かった。

 双竜訓練は3日に打ち切りが発表された韓米合同の定例野外機動訓練「フォールイーグル」の一環として、毎年行われてきた。有事の際に韓米の海軍と海兵隊が敵の海岸に上陸し、上陸部隊の進路を開拓する能力を養うための連隊級の訓練だ。

 軍消息筋によると、米軍は双竜訓練に隔年で参加しており、昨年は米軍が加わり合同訓練として実施されたため、今年は韓国の海兵隊の単独訓練として4月初めから1週間程度行われる。

 ただ、韓国軍が単独で実施する年であっても米軍は通常、小規模な兵力や装備を派遣していた。韓国側は単独訓練として実施予定の今年も米軍の参加を希望したが、米側が難色を示したとされる。

 今年から実際に戦力を動かす大規模訓練のフォールイーグルが廃止されることになり、今後は連隊級以上の部隊の訓練は韓国と米国が独自に行う計画だ。米側は訓練費用などを理由にこうした形の訓練を望んだとされる。

 軍消息筋は「連隊級以上の訓練は韓米がそれぞれ単独で行い、大隊級以下の訓練は韓米合同で実施するというのが韓国軍合同参謀本部と韓米連合軍司令部の方針だ」と説明している。


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