集会会場に置かれた労働者像=1日、釜山(聯合ニュース)
集会会場に置かれた労働者像=1日、釜山(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】日本による植民地支配に抵抗して起きた独立運動「三・一運動」から100周年となる1日午後、韓国の市民団体「積弊(積み重なった弊害)清算・社会大改革釜山運動本部」が釜山の日本総領事館付近で三・一運動100周年釜山市民大会を開いた。 集会終了後、参加した約400人は日本総領事館前に向かって行進し、植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像の設置を強行するもようだ。昨年5月1日にも団体側は同所に像を設置しようとしたが、警察に阻止された。 警察は同所前での街頭行進を認めなかったが、釜山地裁は28日、金在河(キム・ジェハ)全国民主労働組合総連盟(民主労総)釜山地域本部長が釜山東部警察署長に屋外集会禁止通告処分取り消しを求めた仮処分の申し立てを認めた。 地裁は「行進が行われるとしても大規模な集会またはデモに拡大する懸念や、外交機関の機能や安寧が侵害されたり、交通に深刻な影響を与えたりする恐れがあると見るのは難しい」との判断を示した。 警察関係者は「集会(の開催)は徹底して保障されるが、領事館側の施設保護要請などにより領事館前での街頭行進は許可しなかった」とし、「領事館周辺での不法行為には強力に対応する」と述べた。 警察は、総領事館を取り囲む形で約2000人の人員を配置する予定だ。
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