文大統領は「親日は反省すべき、独立運動は礼遇を受けるべきという最も単純な価値を正しく確立することが親日残滓の清算」としながら、「この単純な真実が正義で、正義がまっすぐあることが公正な国の始まり」と説いた。
親日残滓を代表するものとして「アカ」という言葉を挙げ、今の社会では政治的な競争勢力をそしる道具として使われており、一日も早く清算する必要があると強調した。日本が植民地支配時代に独立運動をおとしめ、独立運動家を弾圧する中でこの言葉が生まれ、日本は民族を引き裂くための「左右の敵対、理念の烙印(らくいん)」の手段として用いたという。植民地支配から解放された後も、日本の警察出身者が独立運動家をアカとして追い、拷問することもあったと述べた。
文大統領は「われわれの心に引かれた『38度線』は理念の敵対をなくすと同時に消える」とし、「嫌悪と憎悪を捨てる時、私たちの内面の光復(植民地支配からの解放)が完成し、新たな100年が本当に始まる」と言葉に力を込めた。
また、「過去の痛みを引っかいて分裂を引き起こしたり、隣国との外交であつれき要因をつくったりしようとするものではない。どれも望ましいことでない」とし、「親日残滓の清算も外交も、未来志向的に行われなければならない」と述べた。
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