<2次米朝首脳会談>北朝鮮外相が記者会見、合意不発は米国側の責任と言及…双方に食い違い
<2次米朝首脳会談>北朝鮮外相が記者会見、合意不発は米国側の責任と言及…双方に食い違い
米国と北朝鮮が2月28日(現地時間)、2度目の米朝首脳会談の合意不発の責任を互いに擦り付けるような素振りを演出した。

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 米メディアなどによると、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相はこの日深夜、ベトナム・ハノイの金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が宿泊するメリアホテルで記者会見を開き、北朝鮮側は米国に現実的な提案をしたが、受け入れられなかったと主張した。

 李外相は米国に対して「全面的な対北制裁解除ではなく、部分的な解除を要求した」と明かした。

 李外相のこうした主張は北朝鮮が全面的な解除を要求したとするドナルド・トランプ米大統領の記者会見内容とは大きく違うものだ。

 李外相は「米国の立場を十分に考慮し、国連の制裁11件のうち民主経済に関連するものを優先的に解除してほしい」と提案したと説明した。

 李外相はこうした部分的な対北朝鮮解除に関して、米国が願う水準で米国専門家立ち会いのもと、寧辺(ヨンビョン)の核施設とプルトニウムやウラニウムを含む核物質を全面廃棄することを提案したと強調した。

 李外相は「米国がまだ軍事分野の措置を取ることに負担になると見て、部分的制裁解除を相応措置として要求した」とし、「現段階で私たちが踏み出せる最も大きい歩幅の非核化措置」と明らかにした。

 また、「米国の憂慮を減らすために長距離ロケットの発射実験と核実験の永久的中止を文書化することを提案した」とし、「今後これよりも良い提案ができるか、断言できない」と話した。

 さらに李外相は、こうした提案にも米国が寧辺以外のもう一つを要求し、合意を拒否したと明らかにした。ただし、その一つが何であったかは具体的に説明していない。

 また「今後、米国側が交渉を提起してくる場合も、この日米国に提案した北朝鮮の原則的立場に変わりはないだろう」と付け加えた。

 李外相は質問を受けず、記者会見場を後にした。

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