独立運動家、金九(キム・グ)の記念館で閣議を開く文大統領(中央)=26日、ソウル(聯合ニュース)
独立運動家、金九(キム・グ)の記念館で閣議を開く文大統領(中央)=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は26日の定例会見で、初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺し死刑になった独立運動家、安重根(アン・ジュングン)の遺骨共同発掘事業について、「南北と中国が(事業を行うことに)共感している」と述べた。ただ、「実務作業など、具体的な内容まで言及される段階ではない」と明らかにした。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日の閣議で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の際、中国政府の協力を得て、韓国と北朝鮮が共同で安重根の遺骨発掘事業を行ったが見つからなかったことに言及。「今後、南北、または南北と中国が共同で遺骨発掘事業を本格的に推進すれば意義が大きく、成功の可能性も高まる」と述べていた。 金報道官は文大統領が閣議で「(日本の植民地支配に協力した)『親日』を清算する」と表明したことに関しては、「民族の精気を高め、精神を立て直すという趣旨として理解している」とし、「具体的な措置を意味する言及ではない」と説明した。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0