KTの「5Gスカイシップ」(同社提供)=(聯合ニュース)
KTの「5Gスカイシップ」(同社提供)=(聯合ニュース)
【バルセロナ聯合ニュース】世界最大級のモバイル機器見本市「MWC19バルセロナ」がスペイン・バルセロナで25日(現地時間)に開幕した。33回目の今年は124カ国・地域の約2500社が新たな製品やサービスを展示する。韓国からは通信大手のKTとSKテレコム、LGユープラス、電子機器大手のサムスン電子やLG電子などが参加する。

 今回のMWCでは従来のようなスマートフォン(スマホ)の展示よりもMWC19のテーマとなっている「インテリジェント・コネクティビティー」(知能型連結性)を具現する次世代通信規格「5G」とモノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、ビッグデータなどが関心を集めている。

 インテリジェント・コネクティビティーに関するサービスの展示では、昨年12月1日に世界で初めて5Gの商用化に成功した韓国の通信各社が先頭に立っている。KTは釜山の上空に浮いている飛行船「5Gスカイシップ」を用いて韓国とスペインを5Gネットワークでつなぎ、MWCの来場者が好きな角度で釜山の夜景をリアルタイムで鑑賞できるようにするなどしている。

 SKテレコムは、現実を精密に模して作った仮想空間での行動をそのまま現実世界に反映する「5Gハイパースペース・プラットフォーム」などを公開。来場者が仮想現実(VR)機器を使って仮想空間のホテルやオフィスで予約や会議をできるようにした。

 また、LGユープラスは5Gネットワーク基盤のスマートファクトリーサービスや5Gで楽しむ野球やゴルフ、公演サービスを紹介している。

 一方、サムスン電子は初の5G対応スマホ「ギャラクシーS10 5G」とチップセット、商用サービスを提供中の通信機器など、統合的な5Gソリューションを紹介する。米サンフランシスコで20日に発表した折り畳み(フォルダブル)式スマホ「ギャラクシーフォールド」も展示している。

 LG電子は24日に公開した5G対応スマホ「V50 ThinQ 5G」などを展示。同製品に別売りのディスプレー付きカバーを取り付けると2画面のスマホになる。




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