トランプ大統領=(ロイター=聯合ニュース)
トランプ大統領=(ロイター=聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)がベトナムの首都ハノイで開かれる朝米(米朝)首脳会談のため23日に平壌駅を専用列車で出発する一方、トランプ米大統領は今週初めにベトナムに向かう見通した。ホワイトハウスはトランプ氏がいつ出発するか発表していないが、米ニュースサイト「アクシオス」は米東部時間の25日にハノイに向け出発すると報じている。 ポンペオ米国務長官が26~28日の日程でベトナムを訪問すると発表されたことから、トランプ氏の25日の出発が有力視されている。26日にベトナムに到着するには25日には米国を出発する必要がある。昨年6月のシンガポールでの朝米初会談の際には、トランプ氏は会談の2日前に現地入りした。 金委員長に同行する幹部らは24日の朝鮮中央通信の報道で明らかになっており、米側から誰が同行するか注目される。緊迫する南米ベネズエラ情勢に集中するため予定していた訪韓を取りやめたボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)もポンペオ氏と共にトランプ氏に同行することが予想される。ケリー大統領首席補佐官が同行する可能性も指摘される。 朝米首脳の両夫人の対面にも注目が集まっていた。ただ、朝鮮中央通信は金委員長夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏の名前を伝えておらず、朝米初会談に続き今回も同行しないとみられる。このためトランプ氏の夫人、メラニア氏も同行しない可能性がある。一方、トランプ氏の長女のイバンカ大統領補佐官がハノイ入りすれば、金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長との対面が実現するか注目される。
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