握手を交わす康氏(右)と河野氏=15日、ミュンヘン(聯合ニュース)
握手を交わす康氏(右)と河野氏=15日、ミュンヘン(聯合ニュース)
【ミュンヘン聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と日本の河野太郎外相は15日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで会談し、両国に難しい懸案があることを認めた上で、北朝鮮問題を巡る両国の意思疎通の重要性を強調した。 会談の冒頭、河野氏は両国関係に難しい状況があるとして率直な意見交換が必要と表明。2回目の朝米(米朝)首脳会談を控え、北朝鮮問題についても議論したいと述べた。 これに対し、康氏は「両国の間に難しい懸案があるが、そういう時だからこそ外交当局がさまざまなレベルで持続的かつ率直に意思疎通することが非常に重要だ」と応じた。また、「朝米首脳会談を控え、韓日の連携が特に重要な時期」として、「この問題について意見を交わす機会が非常に重要だ。きょうも率直で建設的な対話になることを期待する」と強調した。 韓国の大法院(最高裁)が日本による植民地時代に強制徴用された韓国人被害者への賠償を日本企業に命じた判決や日本の哨戒機に韓国艦艇が火器管制レーダーを照射したとされる問題、日本の哨戒機の威嚇飛行、韓国国会の文喜相(ムン・ヒサン)議長が旧日本軍の慰安婦問題で天皇の謝罪を求めた問題などで両国の対立が高まっており、今回の会談は注目を集めている。 両氏の会談は先月23日、スイスで行って以来となる。
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