三菱重工の本社前に立つ原告遺族と支援者ら=15日、東京(聯合ニュース)
三菱重工の本社前に立つ原告遺族と支援者ら=15日、東京(聯合ニュース)
◇徴用被害者遺族らが三菱重工訪問 差し押さえ警告 日本による植民地時代に三菱重工業に徴用などで強制動員された韓国人被害者の遺族が15日、弁護士らとともに東京の同社本社を訪れ、韓国大法院(最高裁)の賠償命令を履行するよう求めた。原告の遺族が同社本社を訪れたのは今回が初めて。支援団体の関係者2人はこの日、2月末までに誠意ある回答がなければ韓国内の資産差し押さえなどの強制執行を取る用意があることを重ねて通知する文書を同社に提出した。◇文大統領が権力機関の改革強調 「日帝時代の影から脱するべき」 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、青瓦台(大統領府)で主宰した国家情報院・検察・警察改革戦略会議で、「今年を、日帝時代(日本による植民地時代)を経てゆがめられた権力機関の影から完全に脱する元年とすべきだ」と述べ、権力機関の改革に強い意欲を示した。情報機関の国家情報院と検察、警察は「ひとえに国民のための機関として生まれ変わる覚悟が必要だ」と指摘した。◇北の合意履行に楽観・悲観拮抗 米朝再会談控え韓国世論 世論調査会社の韓国ギャラップが朝米(米朝)首脳の再会談を控え12~14日に全国の成人1002人を対象に実施した調査で、北朝鮮が朝鮮半島の非核化、朝鮮戦争の休戦協定から平和協定への転換といった合意内容を守るかどうかについて、回答者の46%が「きちんと守るだろう」と答えた。「そうしない(守らない)だろう」は44%で、楽観論と悲観論が拮抗(きっこう)した。◇米国 「制裁緩和」提示で北にメッセージ 北朝鮮と米国が来週中に2回目の朝米(米朝)首脳会談に向けた実務協議を行うと伝えられる中、ポンペオ米国務長官は「制裁緩和の見返りによい結果を得ることがわれわれの全面的な意図だ」と述べた。実務協議を前に具体的な非核化措置を促すため、北朝鮮に対してメッセージを発信したものと受け止められる。◇ソウル市内に積雪 渋滞・事故相次ぐ ソウル市内は15日朝から雪が降り、気象庁によると午前9時現在で約2センチの積雪となった。路面の凍結により各地で渋滞が発生したほか、交通事故も相次いだ。ソウル市交通情報課は、この日午前5時以降に少なくとも10件以上の事故が発生したと発表した。◇若年層18.4%が最低賃金以下で労働 韓国調査   韓国労働研究院が発表した報告書によると、昨年最低賃金を下回る時給で働いた若年層(15~29歳)の労働者は67万8000人と集計された。これは若年層の労働者全体の18.4%に上る。最低賃金の急激な引き上げにより事業主の人件費負担が大きくなり、立場の弱い若年層に対する最低賃金違反例が増加したと分析される。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0