韓国側代表団を乗せ、金剛山に向かうバス=12日、高城(聯合ニュース)
韓国側代表団を乗せ、金剛山に向かうバス=12日、高城(聯合ニュース)
【ソウル、高城聯合ニュース】北朝鮮・金剛山で12~13日に開かれる南北民間交流行事「南北共同宣言履行のための2019年新年連帯会合」に参加する韓国代表団が12日、訪朝した。同行事は今年最初の南北民間交流行事となる。 宗教団体や市民団体、労働団体など各界を代表する人物による代表団213人や取材陣、支援スタッフら計251人は同日午前、大型バスで朝鮮半島東部の軍事境界線を越え、金剛山に向かった。13日午後、韓国に戻る予定だ。 共同代表団の団長を務める金喜中(キム・ヒジュン)カトリック光州教区大主教兼韓国宗教人平和会議代表会長は訪朝前、ソウルで記者会見し、「(日本による植民地支配下にあった1919年に起きた独立運動)『三・一運動』100周年を控え、民族の血脈を再びつなぐため奮闘する国民に代わり、こうした機会を持つことになりうれしく思う」と述べた。 行事に参加する各界の関係者らは北朝鮮側にさまざまな交流事業を提案する方針だ。旧日本軍の慰安婦問題の解決を求め、毎週水曜日にソウルの日本大使館前で集会を開いている市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の尹美香(ユン・ミヒャン)理事長は旧日本軍の性奴隷問題解決に向けた活動を説明し、北朝鮮側に連携を提案する。北朝鮮には「朝鮮日本軍慰安婦および強制連行被害者補償対策委員会」がある。 代表団には与野党の国会議員や南北経済協力事業の関係者らも加わった。 10人の記者も同行したが、米政府が対北朝鮮制裁措置に基づき、パソコンやカメラなどの物資の搬入を制限しているため、円滑な取材活動は容易ではない状況だ。
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