低アルコールのマッコリが女性や若者から人気を集めている(資料写真)=(聯合ニュース)
低アルコールのマッコリが女性や若者から人気を集めている(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国での「一人飲み」文化の広がりを受け、伝統酒のマッコリも女性や若者が気軽に楽しめる低アルコール製品の人気が高まっていることが、7日までに分かった。

 酒類業界によると、マッコリ市場ではアルコール度数が6~8度だったこれまでの製品に代わり、5度またはそれ以下の新製品が相次いで発売され、好評を得ている。

 ソウル近郊・京畿道楊平郡の砥平酒造は2015年、代表商品「砥平生米マッコリ」のアルコール度数を6度から5度に引き下げた。これが好評となり、10年に2億ウォン(約2000万円)だった売り上げが昨年には166億ウォンへと急成長を遂げた。

 また「長寿マッコリ」で知られるソウル長寿株式会社など、他の酒造メーカーもアルコール度数4~5度の製品を相次いで発売している。

 

 このような業界の努力により、マッコリ市場は著しい回復傾向を示している。

 マッコリは2000年代半ばから後半にかけ、「韓流」を代表する伝統酒で健康によい発酵飲料として人気を集めたが、12年以降は成長にブレーキがかかった。

 韓国農水産食品流通公社の統計によると、12~16年の韓国のマッコリ小売市場規模は約3000億ウォンにとどまったが、17年には3500億ウォン台に増加し、昨年も7~9月期に3000億ウォンを超えるなど回復に転じた。

 業界関係者は、酔うためではなく楽しむために飲むのが近ごろの酒類市場のトレンドだとして、「変化するトレンドに合わせたマーケティングを通じ、成長傾向を維持しなければならない」と述べた。


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