代表常備軍の選抜戦で対戦する趙大成=(聯合ニュース)
代表常備軍の選抜戦で対戦する趙大成=(聯合ニュース)
【丹陽聯合ニュース】「世界的な選手に成長した日本の張本(智和)に勝ちたい。今年のオープン大会で優勝し、世界ランキングも来年までにトップ10に入ることが目標です」――。

 

 韓国卓球男子の次世代エースに挙げられる趙大成(チョ・デソン、16)は、このほど中部の忠清北道・丹陽で行われた2019~20国家代表常備軍(代表候補)最終選抜戦を15勝3敗で終えた。19人が参加した男子部1組で、世界ランキング7位の李尚洙(イ・サンス)らに敗れはしたものの、昨年の代表選抜戦(12勝12敗)をはるかに上回る成績を収めた。

 趙は昨年12月の全国総合選手権で、最年少で男子シングルスの決勝に進出して話題となった。だが、世界的な選手にのし上がるには超えるべき壁は高い。国際卓球連盟(ITTF)のオープン大会への出場経験が多くないため、世界ランキングは215位とまだ低い。

 一方、ライバル視する日本のエース、張本智和(15)はランキング4位と世界トップクラスの選手だ。趙がこの先の五輪や世界選手権といった国際大会で好成績を収めるには、手ごわい中国の選手はもちろん張本にも勝たねばならない。

 趙は小学6年生だった14年に出場した東アジアホープス大会で唯一、張本に勝った経験がある。同大会で趙は決勝で張本を下して優勝した。だが、その後の4回の対決ではいずれも敗れている。

 趙は「今回の代表常備軍選抜戦で目標以上の成績を残せたが、目標をもっと高く持つ必要がありそうだ。レシーブとバックハンドを強化して、張本に絶対に勝ちたい」と力強く語った。

 また「今年はオープン大会にたくさん出場し、一度以上の優勝を果たしたい」とし、「今年は(世界ランクで)100位以内に入り、うまくいけば50位まで上げたい。来年にはトップ10に入れるようがんばりたい」と抱負を述べた。


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