1月21日、北朝鮮との協議を終え、ストックホルム市内のホテルに戻るビーガン氏=(共同=聯合ニュース)
1月21日、北朝鮮との協議を終え、ストックホルム市内のホテルに戻るビーガン氏=(共同=聯合ニュース)
【サンフランシスコ聯合ニュース】米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表は31日(現地時間)、カリフォルニア州で行った講演で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が昨年10月にポンペオ国務長官が訪朝した際、プルトニウムやウラン濃縮施設の廃棄を約束したと明らかにした。

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 また、「非核化プロセスが最終段階に入る前、包括的な申告を通じ、米国が北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)やミサイル開発計画の全体の範囲について完全に把握しなければならない」との考えを表明。核・ミサイル施設への専門家の派遣について北朝鮮と合意しなければならないとして、「究極的には核分裂性物質や兵器、ミサイル、発射台、WMDの撤去、破壊を担保しなければならない」と強調した。

 ただ、北朝鮮の非核化が完了するまでは対北制裁は緩和しない方針を重ねて示した。その上で、北朝鮮が非核化する場合、米国は最善の投資方法を探るとした。非核化の見返りとして在韓米軍の撤退が取り沙汰されていることについては「(それに関しては)全く議論していない」と話した。

 また、米国は北朝鮮との外交交渉に失敗する場合に備えた策を持っていると明らかにした。


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