崔賢洙報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
崔賢洙報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は31日、南北間の敵対行為中止などを盛り込んだ軍事分野合意書を昨年9月に北朝鮮と締結して以降も、韓国軍の備えに変化はないとの立場を示した。

 同部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官はこの日の定例会見で、南北軍事合意が韓国軍の安全保障能力を無力化したなどとする予備役将官団体の主張に対し、軍事合意は朝鮮半島における偶発的な武力衝突を予防し、軍事的な緊張緩和と信頼醸成によって朝鮮半島に恒久的な平和を構築するために履行が進められていると述べた上で、「わが軍の北に対する警戒や軍事的な備えに緩みはあり得ない」と反論した。

 団体側の懸念を十分に理解しているとした一方、「文在寅(ムン・ジェイン)政権は朝鮮半島の非核化、平和体制構築という時代の命令に従い、これまで誰も行くことのできなかった新たな道を進んでいる」と述べた。

 また「軍はいつにも増して揺るぎない備えを維持し、全方位の脅威に対応できる強力な国防力を築いていく」と強調した。


Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0