南北をつなぐ東海線道路の現地共同調査の日程を話し合う南北の関係者(資料写真、統一部提供)=(聯合ニュース)
南北をつなぐ東海線道路の現地共同調査の日程を話し合う南北の関係者(資料写真、統一部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の道路連結に先立つ北朝鮮側道路の南北共同調査に必要な装備の北朝鮮搬入が、国連安全保障理事会から対北朝鮮制裁の例外と認められたようだ。外交筋が31日、韓国政府と安保理がこのほど協議を終えたと伝えた。南北間で具体的な日程調整などが終われば、装備を使った本格的な調査が始まる見通しだ。

 南北は昨年12月26日に南北鉄道・道路の連結、近代化事業の着工式を開催した。直前の同月23~25日に朝鮮半島東側を結ぶ東海線道路の北朝鮮側で、装備を使わない現場点検を行っている。

 今月17日には韓国と米国が北朝鮮の非核化や南北関係、対北朝鮮制裁問題などを調整する作業部会(ワーキンググループ)のテレビ会議を開き、南北による本格的な道路調査と朝鮮戦争戦死者の遺骨発掘事業をそれぞれ北朝鮮制裁の例外と見なすことで一致した。その後、韓国政府は安保理にこれらの制裁の例外認定を申請し、まず遺骨発掘事業が例外として認められていた。

 北朝鮮と米国が2回目の首脳会談開催に向け具体的な協議を進める中、南北の交流事業の本格化を期待する見方も出ている。


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