元挺身隊員訴訟、不二越にまた賠償命令=韓国(提供:news1)
元挺身隊員訴訟、不二越にまた賠償命令=韓国(提供:news1)
日本統治時代、太平洋戦争中に朝鮮女子勤労挺身隊員として不二越の軍需工場に強制動員された韓国人女性らが、不二越を相手に起こした訴訟で裁判所が今回も原告側を支持した。2016年一審判決から約3年ぶりに控訴審判決が下った。

 ソウル高裁は30日、被害者5人が不二越を相手に提起した5億ウォン(約4900万円)台の損害賠償請求訴訟で、被告側控訴を棄却を棄却し、「不二越が被害者1人当たり1億ウォンを支給せよ」と原告一部勝訴の判決を言い渡した。

 今回の訴訟に原告として参加したのは5人だ。

 5人は強制労働など反人道的不法行為で精神的、肉体的、経済的な被害を受けたとし、2015年4月に不二越を相手取り1人当たり1億ウォン(約980万円)ずつ、計5億ウォンの慰謝料を請求する訴訟を起こした。

 2016年11月、一審は「証拠を総合すると、当時、満12~15歳の幼い少女たちであったにもかかわらず、過酷な環境で危険な業務に従事した」とし、「ひどい精神的苦痛を受けたというのが、経験則上明らかで、韓国の民法に基づき、不法行為責任がある」と判断した。

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