最年少プロ棋士になる仲邑菫さん韓国人恩師が未来を語る…「世界的な棋士に成長するだろう」
最年少プロ棋士になる仲邑菫さん韓国人恩師が未来を語る…「世界的な棋士に成長するだろう」
4月に日本史上最年少で囲碁のプロ棋士となる仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)を韓国で2年間指導した韓鐘振(ハン・ジョンジン)九段(39)が菫さんの未来を語った。

チェ・ジョン の最新ニュースまとめ

 韓九段は去る22日、ソウル市内での菫さんの記者会見後、「初めて見た時から、この子は大成すると感じた。世界的な棋士に成長するだろう」と評した。

 菫さんは去る5日、日本の囲碁史上最年少である10歳30日で「英才特別採用推薦棋士」としての入団が決定した。

 菫さんの父親は日本のプロ棋士・仲邑信也(なかむら・しんや)九段(45)で、母親はアマチュアの囲碁講師だ。両親の影響で3歳から囲碁を始めた菫さんは自然と囲碁に親しんでいった。

 2015年に韓国に渡った菫さんは2017年から昨年末まで韓九段から囲碁を習得。2年間、菫さんの傍を見守った韓九段は「菫は相手が誰であろうと、自分の囲碁を打つ。普通、強い相手との対局では放棄する場合が多いのだが、菫は萎縮せず、最後まで勝とうと努める」と述べた。

 韓九段は菫さんの囲碁は“攻撃的”だと分析した。「菫の囲碁は初めて見たときから攻撃的だった。たぶん、父親から基礎を学んだときから、こう学んだのだろう」と付け加えた。

 菫さんは勝利への欲が強い。韓国で出場したある子供大会では、敗戦が濃厚になると、対局中にも涙を流すほどだった。韓九段が心配する部分もまさにこれだ。韓九段は「菫は1年経てばプロレベルに上がるほどの実力だ」としながらも、「負けるたびに喪失感を抱き苦しがっていたら、プロになるまでどう持ち堪えられるかが心配だ」と述べた。

 一方、菫さんは23日、韓国の最強女流棋士チェ・ジョン(22)九段と記念対局をおこなう。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0