人道支援を目的に北朝鮮に物品を搬入するには、国連から制裁の例外を取り付ける必要がある(資料写真)=(聯合ニュース)
人道支援を目的に北朝鮮に物品を搬入するには、国連から制裁の例外を取り付ける必要がある(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会が四つの人道支援団体による北朝鮮への物品搬入を制裁の例外と認めたことが23日、同委員会のウェブサイトで確認された。

 

 国連は18日、これら団体の要請を認め、北朝鮮への物品搬入を制裁の例外とした。例外措置を公表したのは今年に入り初めて。これで北朝鮮制裁委員会のサイトに掲載された例外認定は計6件となった。

 今回、国連児童基金(ユニセフ)は9台の救急車のほか、結核治療の病院で使うノートパソコンやテレビなど約52万ドル(約5700万円)相当の物品の搬入が認められた。計51品目。結核治療などの事業を行っている韓国の民間団体「ユージンベル財団」は、中国製のスピーカーとマイクのセットなど3品目を北朝鮮に搬入することになる。

 ユニセフとユージンベル財団はそれぞれ昨秋にも別の物品の搬入を認められている。

 北朝鮮の子どもへの食糧支援を行うカナダの民間団体「ファーストステップス」と、結核と肝炎治療に取り組む米国の団体「クリスチャン・フレンズ・オブ・コリア」は、今回初めて制裁例外が認められた。


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